営業になるには何が必要?仕事の種類・向いている人・将来の活かし方
「公園で初めて会ったお友だちとも、いつの間にか仲良く遊んでいる」
「初めての場所やイベントでも、物おじせずにどんどん入っていける」
こうした、社交的なお子さまには、営業の仕事が合っているかもしれません。
とはいえ、「営業になるにはどうすればよいのだろう?」「今からできることはあるのかな?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
本記事では、営業職の仕事内容や魅力、そして小学生のうちから家庭で伸ばせる力について解説します。
お子さんの将来の選択肢を広げるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください
営業は商品やサービスを通じて人の役に立つ仕事

営業の仕事は、お客様が抱える困りごとを丁寧にヒアリングし、それを解決するための商品やサービスを提案・提供することです。
お客様のお悩みを解決した結果として初めて会社の利益が生まれるため、営業の本質は人の役に立つことにあるといえます。
ここでは、営業の役割や具体的な働き方について詳しく解説します。
営業はお客様の困りごとを解決する仕事
営業の仕事は、お客様が抱える不安や悩みを丁寧に聞き、それを解決するための最適な商品やサービスを提案することです。
たとえば、私たちの身近なところでも、以下のような場面で営業が活躍しています。
- 「子どもが家でなかなか勉強してくれない」 と悩む家庭に、楽しく自主的に学べる学習タブレットを紹介する
- 「家族で使いやすい車に乗り換えたい」 と悩む方に、使い方や予算に合う車を提案する
このように、営業は単に商品を売るのではなく、お客様の困りごとを解決するパートナーです。
親身になって相談に乗り、解決策を提示することでお客様から感謝される、とてもやりがいのある仕事です。
営業は会社とお客様をつなぐ役割
営業は、お客様と直接お話しする会社の顔となる存在です。
営業の印象が会社や商品のイメージになるため、いつでも丁寧にお客様に向き合い、安心して信頼してもらうことが欠かせません。
また、ただ提案するだけでなく、お客様の「もっとこうなったらいいな」「ここが使いにくいな」という本音を社内に持ち帰る役割も担っています。
営業が届けてくれたお客様の声をヒントに、新しい商品が生まれたり、サービスがさらに使いやすく進化したりします。
営業職の働き方と年収
営業の働き方は、お客様の元へ足を運ぶスタイルや、お店でお客様をお迎えするスタイルなどさまざまです。
さらに最近ではオンラインでの商談も増えており、場所にとらわれず自分のペースで予定を組みやすいなど、自由度の高い働き方ができる会社が多くなっています。
また、働き方の自由さだけでなく、自分の頑張りがしっかり評価される仕組みが整っているのも営業の大きな魅力です。
たとえば、契約件数や売上などの成果に応じてボーナスが上乗せされたり、年齢に関係なく実績次第で早期に昇進できたりするケースがあります。
営業の年収は扱う商材や業界によって異なりますが、平均年収は476万円です。
ただし営業の仕事はインセンティブ(成果に応じて支給されるボーナスや報酬のこと)が発生するケースも多く見受けられ、平均年収以上の収入を得られる可能性もあります。
参考:doda
営業にはさまざまな種類がある

営業には対象やアプローチの方法によって、いくつかの種類に分けられます。
それぞれ求められるスキルややりがいも異なります。
会社を相手に取引する法人営業
法人営業は、企業を相手に商品やサービスを提案します。
オフィスの備品から工場の大きな機械やITシステムなど、会社で使うものを扱い、動く金額が大きいのが法人営業の特徴です。
法人営業は営業職だけでなく、開発やサポートなど自社のさまざまな専門チームと連携し、組織全体でお客様へ価値を提供するケースが 多く見受けられます。
そのため、法人営業ではお客様に対してだけでなく、社内でも円滑にコミュニケーションを取るスキルが求められます。
個人のお客様に向けた個人営業
一般のご家庭や個人のお客様に向けて提案を行うのが、個人営業の役割です。
個人営業では保険や家、車など、私たちの生活に密着した商品を幅広く扱っています。
お客様一人ひとり、または家族の人生の節目に深く関わることができるのが特徴です。
たとえば、「結婚や出産を機に、家族のためのマイホームを一緒に建てる」「子どもが生まれたから、万が一に備えて保険を見直す」といったお客様の大きな決断の瞬間に立ち会う場面が多くあります。
個人営業では、自分の仕事が誰かの生活を支えている実感をダイレクトに得られるでしょう。
新しいお客様を見つける新規営業
新規営業は、これまで取引のない新しいお客様にアプローチし、関係を一から築いていきます。
まずは商品に関心を持ってもらうところから始まりますが、時には門前払いをされることもあるため、新規営業にはタフな心が必要です。
新規営業では、自分の行動力と前向きな気持ちで、新しい出会いやマーケットを切り開いていくワクワク感を味わえます。
担当のお客様を支えるルート営業
すでに取引のあるお客様を定期的に訪問し、サポートを続けるのがルート営業です。
「いつもありがとうございます」と言い合える関係をベースに、こまめな連絡や気配りでお客様に長く安心して取引を続けていただくことを目指します。
1人の相手とじっくり長く付き合い、信頼を深めていくことが得意な人に向いている働き方といえます。
営業に向いている人の特徴

営業に向いている人の特徴を3つ紹介します。
お子さまの性格と照らし合わせてみてください。
人とのコミュニケーションが好き
人と話すことや、誰かと一緒に何かをすることが好きな人は営業に向いています。
営業は、お客様とよい関係を築くことからスタートします。
初めて会う人にも物怖じせず、笑顔で挨拶ができることは大きな強みです。
- 初対面の人ともすぐ仲良くなる
- 友だちの輪の中心にいることが多い
- 自分の意見を伝えられる
このような特徴がある場合、持ち前の明るさを営業で活かせるでしょう。
相手の話を親身になって聞ける
営業にとって話すこと以上に大切なのが、相手の話を聞く力です。
お客様の悩みや希望を正しく理解しなければ、よい提案はできません。
- 友だちの相談によく乗っている
- 相手の気持ちを想像して行動できる
- 人の話を遮らずに最後まで聞ける
このような優しい性格のお子さまは、お客様から厚い信頼を得る素質があります。
相手の立場に立って考える力が、営業の現場で大いに役立ちます。
失敗しても諦めずに挑戦できる
営業の仕事では、提案が断られるなど、うまくいかないこともたくさんあります。
そのため、失敗しても落ち込みすぎず、次に活かせる前向きな気持ちが重要です。
- 難しい問題にも粘り強く取り組む
- スポーツなどで負けても練習を頑張る
- 失敗を恐れずに新しいことに挑戦する
上記のような粘り強さを持つお子さまは、営業として成長していく力を持っています。
失敗を学びに変える姿勢が、営業の成果につながるでしょう。
営業になるために伸ばしておきたい力

小学生の今から、将来に向けて少しずつ力を伸ばしていくことが大切です。
営業になるために必要な力は、毎日の生活で育むことができます。
日常会話でコミュニケーション力を育む
家庭での会話を通じて、自分の考えを伝える練習をしましょう。
お子さまが話すときは、最後まで遮らずに聞くことが重要です。
「どうしてそう思ったの?」と話を深掘りすることで、お子さまが自分の考えを伝える力が身に付きます。
またコミュニケーション力を養うのには、2,000~3,000円程度で買える人生ゲームやモノポリーなどのボードゲームもおすすめです。
遊びながら自然と会話が生まれ、相手と交渉する力も身に付きます。
遊びと学びを両立できる知育おもちゃは、お子さまのプレゼントにもぴったりです。
下記の記事ではおすすめの知育おもちゃを紹介しているので、お子さまの好みに合うものがないかチェックしてみましょう。
【学年別】小学生の知育クリスマスプレゼント17選!楽しく選べるおもちゃガイド
また下記の記事には、お子さまのコミュニケーション力を向上するためのヒントが満載です。
ぜひこちらもご覧ください。
ケンカがチャンスに変わる?!兄弟・友だちとのケンカで育つ!おうちコーチングのススメ(教えて!マスターRiku Vol.1)
相手の気持ちを考える習慣を身に付ける
日常生活の中で、周りの人の気持ちを想像する機会を意識して作ってみましょう。
テレビを見ながら「この人は今どんな気持ちだろうね」と話し合うだけでも立派な練習になります。
さらに友だちと喧嘩をしてしまったときも、「どうしてあの子は怒ったのかな」と問いかけ、相手の気持ちを考えるきっかけを作ってあげるのもおすすめです。
相手を思いやる優しい気持ちを育むことが、お客様の心に寄り添う素敵な営業になるための土台になります。
問題の原因を考える習慣を身に付ける
お客様の本当の課題を見つけるために、物事の背景を考える力が必要です。
問題が起こったときに原因を考える習慣を、小学生の今から育てていきましょう。
たとえばテストで間違えたとき、なぜ間違えたのかを一緒に考えます。
ただ答えを教えるのではなく、原因を探るプロセスを大切にするのがポイントです。
問題の原因を分析する論理的な思考は、営業する際の提案力につながります。
下記の記事では、子どもが楽しみながら思考力を身に付けられる遊びを紹介しています。
ぜひご覧ください。
遊びながら学ぶゲームとは?小学生向け無料アプリ&知育カードゲームおすすめ19選
1つのことに粘り強く取り組む
営業の仕事では、諦めずに挑戦し続ける粘り強さが求められます。
こうした力は、好きなスポーツや習い事など、1つのことにじっくり取り組む経験で育まれます。
好きなことでも長く続けていくと、うまくいかず壁にぶつかる瞬間も少なくありません。
そんなときこそ、お母さんやお父さんが「頑張っているところをちゃんと見ているよ」と、努力している過程を褒めてあげましょう。
家族の温かい声かけに支えられながら、小さな「できた!」を積み重ねていく経験が、将来の大きな自信と粘り強さへとつながっていきます。
営業になるには?

営業になるには、特別な資格や決まったルートは必須ではありません。
しかし、将来に向けてどのような進路があるのか知っておくことは大切です。
特別な資格がなくても営業になれる
営業になるには、特別な資格は必要ありません。
高校を卒業してすぐにスタートする人も多く、未経験からでも実力次第で活躍できるのがこの仕事の大きな魅力です。
ただし働く業界によっては、専門的な資格が大きな強みになるケースもあります。
たとえば不動産業界での宅地建物取引士(宅建)のように、資格があることで昇格や昇給のチャンスが広がるケースも少なくありません。
また特定の業界だけでなく、日商簿記やITパスポートのように、どの業界の営業職でも共通して役に立つ資格もあります。

編集部作成
営業は資格がなくても始められる仕事ですが、持っていて困ることはありません。
日商簿記とITパスポートは年齢制限がなく、何歳からでも受験が可能です。
将来の選択肢を広げる手段として、興味のある資格の勉強に小学生から挑戦してみるのもおすすめです。
参考:商工会議所の検定試験,ITパスポート試験
大学や専門学校で営業に役立つ知識を学ぶ
高校を卒業した後の進路として、大学や専門学校でビジネスの基礎を学んでから営業職に就く道もあります。
大学と専門学校では学ぶ内容が異なり、営業になったあとにどのように活躍していきたいのかによって進路が変わります。
たとえば、営業の仕事ですぐに成績を出したいなら実践的なスキルが学べる専門学校がおすすめです。
以下の表に大学と専門学校の初年度納付金(1年目にかかる学費)や学べる内容、メリットをまとめました。

編集部作成
学費や学習内容は学校によって異なるため、詳細は気になる学校のホームページで確認しましょう。
参考:スタディサプリ進路,スタディサプリ進路
営業職として働くまでの流れを理解しよう
営業になるルートは様々で、高校卒業後すぐに活躍する場合もあれば、専門学校・大学を卒業して営業になるケースもあります。
入社後はどのルートから入った人でも、まずは先輩と一緒に仕事の進め方を学ぶ研修期間からのスタートです。
営業の研修では名刺の渡し方や言葉遣いなどのビジネスマナーから学び、一人前へと成長していきます。
最初から完璧である必要はなく、現場で学び続ける姿勢が大切です。
営業経験を活かせる仕事

営業で身に付けたコミュニケーション力や課題解決力は、他の仕事でも役立ちます。
将来、キャリアアップや別の仕事へ挑戦する際にも大きな武器になります。
どのような仕事に活かせるのか、具体的な職業を見ていきましょう。
店舗スタッフなどの販売職
営業の経験は、お店でお客様に商品を説明して販売する仕事に活かすことができます。
アパレルや家電量販店など、さまざまな店舗で活躍できるでしょう。
販売職はお客様の反応を直接見ることができるため、個人営業と同じようなやりがいを感じられる仕事です。
また、営業で得たマーケティングのスキルで、将来的には店長としてお店全体の売上を管理する役割も目指せます。
商品の企画・宣伝をするマーケティング職
マーケティング職は、商品が売れる仕組みを深く考える仕事です。
営業として現場でお客様の本音や悩みを直接聞いてきた経験は、新しい商品の企画に役立ちます。
お客様が本当に求めているものを知っているからこそ、どのような宣伝をすれば人の心に深く響くのかを的確に導き出すことができます。
営業で知った現場の声をヒントにすれば、ヒット商品を生み出す重要な役割を担える可能性もあるでしょう。
就職や転職を支援する人材コーディネーター
営業の経験は、人と会社をつなぐ人材業界でも活用できます。
人材業界では、求職者の悩みを聞き出し、希望に合う会社を提案する力が求められるからです。
人材コーディネーターは相手の人生の大きな決断に関わる、とても責任のある仕事です。
営業で培ったコミュニケーション力とヒアリング力で、就職や転職を希望する人に寄り添ったサポートができれば、人材コーディネーターとしても活躍できます。
会社やサービスを動かす経営者・起業家
営業の経験は、自分で会社を立ち上げたり経営したりするのに生かすこともできます。
営業の現場で耳にしたお客様の声は、新たなサービスや商品のアイディアを生み出すヒントになります。
さらに生み出した商品の魅力を人に伝えて広める営業スキルは、経営者や起業家にとって欠かせません。
ニーズを把握してアイディアを形にしたり、必要な人に魅力的に伝えたりする力を磨けば、将来的には経営者や起業家を目指せるでしょう。
営業の仕事を親子で学べるおすすめの本

営業の仕事やさまざまな職業について、親子で一緒に学べる本を2冊紹介します。
本を通じて、働くことへの興味や理解を深めていきましょう。
小学生向けの仕事図鑑
仕事図鑑にも営業の仕事に関する情報がまとめられています。
新 13歳のハローワーク

さまざまな職業を興味や関心に合わせて紹介している、お仕事図鑑の決定版です。
営業の仕事はもちろん、世の中を支える多様な働き方について、親子で一緒に楽しく学ぶことができます。
新 13歳のハローワーク
営業の仕事を詳しく学べる本
営業という仕事に特化して、仕事内容を開設している本を紹介します。
小学生の子供に教える 営業という仕事

大人の仕事、特に営業の具体的な役割ややりがいを、小学生にも分かるように説明するためのヒントが詰まった本です。
親子で仕事について語り合うきっかけ作りにおすすめです。
小学生の子供に教える 営業という仕事
子どもが本物のお金を使って、商品の売買をするキッズフリマというイベントがあります。
キッズフリマでは本で得た知識を実体験に活かすこともできて、営業の仕事が身近に感じられます。
イベントの様子は下記の記事で紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
キッズフリマとは?売るのも買うのも子どもだけ|体験内容・当日の流れ・売れるコツを紹介
営業はコミュニケーション力を活かせる仕事

営業は、人と商品やサービスをつなぐ素晴らしい仕事です。
商品を売るだけでなく、お客様の悩みを解決し、感謝されることに大きなやりがいがあります。
お子さまの「人と話すのが好き」「誰かの役に立ちたい」という気持ちが活かせるのが営業の魅力です。
小学生の今から、ご家庭での会話やさまざまな体験を通じて、思いやりの心を育んでいきましょう。
ぜひこの記事を参考に、親子で将来の夢について楽しく話し合ってみてください。
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